耐震補強研究所の技術

耐震セイフティ工法

「耐震セイフティ工法」とは

「耐震セイフティ工法」は、木造住宅の耐震化を促進する為の手軽で確実な工法です。
開発者である耐震補強研究所(株)の代表 大津紀一は、35年以上にわたる工務店経営により蓄積された木造住宅耐震化のノウハウを、金物と工法の開発により広く普及するための方法を実現いたしました。

その工法が「耐震セイフティ工法」です。

「耐震セイフティ工法」は当初新築用として開発され、試験による強度確認をした後、国土交通省への認定を申請いたしました。
様々な苦労の結果、無事国土交通省の認定を取得し、これからの住まいづくりにおける安心と安全が実現できると喜んでおりましたところ、新築用としては手軽で確実な耐震化が行えるけれど、リフォーム工事においては手軽な施工は難しく、何らかの工夫が必要であるとの声を聞き、更なる改良の結果、リフォーム用としての工法も出来上がり、さらに信頼の証としての(財)日本建築防災協会からの技術評価も取得することができました。

この「耐震セイフティ工法」は、特許を取得しZマーク金物同等認定をいただいた下記「耐震補強三角火打金物」を使用した木造住宅耐震化の工法です。

おかげさまで現在手軽でしかも確実な木造住宅の耐震化工法として、普及が加速しております。是非一度お試しになり、その効果を体感していただき、日本の木造住宅の耐震化の促進にご協力をいただければ幸いです。

「耐震セイフティ工法」の特徴

■ 特徴その1:耐力壁と開口壁

耐力壁とは、筋交いを取り付け、強い地震から倒壊を防ぐ重要な壁です。開口壁とは、窓等(掃出しも含む)で筋交いの取り付けられない壁を言います。
開口壁は、耐力が無く、窓の多い住宅は、強い地震に耐える事が出来ず、倒壊してしまいます。
『耐震セーフティー工法』の技術は、開口壁(掃出しも含む)を、窓を設けたままの状態で、耐力壁と同等の耐力を持たせることができ、強い地震から、住む人と財産を守ることが出来ます。

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■ 特徴その2:「筋交いを設置するように手軽に使用できる」

住宅の耐震化を考えた場合、最も手軽な工法は適切な箇所に筋交いによる耐力壁を配置することです。免震工法や制震金物の設置のような大掛かりな工法は、費用対効果を考えた場合現実的とは言いがたい状況です。 「耐震セイフティ工法」は、この手軽な耐震化工法である筋交いによる耐力壁の配置と同じ手軽さで工事が行えます。
筋交いの代わりに、上記「耐震補強三角火打金物」を取り付けるだけ。取付も簡単。新築用では通しボルトを使って施工し、リフォーム用ではラグスクリューボルト(コウチボルト)を使って施工しますので、筋交いの設置に伴う固定金物の作業を考えるとほんとに手軽な耐震化が実現できます。
さらに金物のサイズも1辺76cmと手軽なサイズであり、重量も4.2kgと軽量ですから作業性も良好です。

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■ 特徴その3:「開口部のある壁を耐力壁として算定できる」

 新築の場合は、設計段階においてバランスよく耐力壁を配置することは容易にできますが、リフォームの場合そう簡単にはいきません。
 耐震診断の結果、耐力壁が必要な箇所に開口部があることも多く、特に南面のリビングやダイニングには掃きだし窓という大きな窓があったり、北面では小さな部屋(トイレ・洗面所等)の唯一の採光窓だったりします。 「耐震セイフティ工法」では、これら既存開口部(窓)をそのままに、耐力壁として住宅の耐震工法に利用できます。新築はもちろん、リフォームにおいても開口部のある壁を耐力壁として算定できるよう、認定を取得していますので安心してお使いいただけます。

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耐震補強三角火打金物

「耐震補強三角火打金物」とは

s_p_sankaku1「耐震補強三角火打金物」とは、当「耐震セイフティ工法」の根幹を成す金物です。
日本古来の伝統工法である火打ち梁にヒントを得、開発者が大工時代から疑問に感じていた火打ち梁の弱点を補いながら木造住宅を強固な構造にできる金物です。
第三者の評価を得ることで金物への信頼をいただく目的で、苦労の末(財)日本住宅・木材技術センターの「Zマーク表示金物の承認」をいただきました。

この「耐震補強三角火打金物」は、木造住宅を強固な構造にできる金物ですので、火打ち梁の代わりや方づえの代わりに使用するなど様々な箇所で利用できます。

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木造住宅の耐震化

木造住宅の耐震化には

 既存木造住宅の耐震化が重要だと叫ばれている中、なかなか耐震化率が向上しない現状があります。
それは、既存木造住宅を現状の法規制に合致したものにするための工事費用が高いことと、さらにいつくるか分からない地震という天災に対する先送り感が原因だと言われています。これは先日の新潟中越地震の被災者の言葉にもあったように、一度来たら当分来ないものだと思うのがこの地震という災害なのだと思います。
 しかし、いつ発生するかわからない災害だからこそ、事前の準備は大切であり、生命保険や災害保険に加入することと併せて、財産と生命を守るための対策が重要です。

 耐震補強研究所は、中々進まない住宅耐震化を分析し、如何にして耐震化工事を行っていただくかを考えました。その結果として最近徐々に増えつつある住宅リフォームに焦点をあてた対策をご提案いたします。

 この「耐震セイフティ工法」は、手軽に工事が行えるという特徴を生かし、メンテナンス(修繕)リフォーム時に、段階的な住宅耐震化を図るという方法を提唱しております。
是非、以下の効果をご確認の上、住宅の耐震化をお考えいただきたいと思います。

「耐震セイフティ工法」の効果

■ 効果その1:「木造住宅の見えない弱さを克服」

s_p_koka1 在来木造住宅は、柱と梁が結合して出来上がっている構造です。つまりその継手や仕口と言われる接合部分がしっかりと固定されていて始めてその強さを発揮します。しかし永年の小さな揺れや、材木の乾燥収縮によりこの継手や仕口がゆるみ、強い地震が発生した場合その地震に耐えることが出来ません。
「仕口」は柱と梁や桁がぴったりとくっついていることを前提として強度を計算しますので、経年変化によるゆるみは木造住宅の強度を著しく低下させてしまいます。
さらに材木を継ぐ「継手」が、筋交いの設置箇所にたまたまあった場合、その継手の部分に地震による変形があつまり、梁が崩壊してしまいせっかくの筋交いがまったく効果をなさないケースもあります。
これら木造住宅の見えない弱さに対応するための工法として、「耐震セイフティ工法」は効果を発揮します。

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■ 効果その2:「住宅耐震化への確実なステップアップ」

s_p_toillet  住宅全体の耐震化には相当な費用がかかります。実際の住宅耐震化工事では、この高額になってしまう耐震化費用が原因で、工事を先送りしてしまうケースも多いものです。
しかし、いつくるか分からない大地震に備えることは、家族の安全や住まいへの安心に欠かすことのできない行為です。
 耐震補強研究所ではこれらの現状を踏まえ、少しづつでも既存住宅の耐震化を行い、震災時の被害を極力少なくしていく方法をご提案させていただいております。
s_p_kitchen 「耐震セイフティ工法」は、手軽に施工できリフォーム工事においてもその効果を発揮しやすい工法ですので、ちょっとしたメンテナンスリフォーム(トイレの入替、キッチンの入替等)時において、ついでに部分耐震化を行えます。
このような小規模なリフォームで、段階的に住宅の耐震化を進めていくことも、既存住宅の耐震化率90%を目指す取組みとして大切だと考えています。